エニアグラムタイプ2(1ウィング)の説明

E2 - 思いやりのある援助者 | ウィングタイプの特徴

Wing 2
2番(コアタイプ)

2番は周りから好かれることを切に願い、他者のニーズに寄り添い、支え、共感することに全力を注ぎます。人間関係を大切にし、自分に必要な承認を得られるような関わり方を築こうとするのです。その結果、時には頼まれてもいないのに、人の問題に深入りしすぎてしまうこともあります。2番は与えることに喜びを感じ、温かい人柄ですが、自分の貢献が認められないと非常に敏感に反応し、ひどく怒ることもあるのです。

統合度が低い2番は、自分の行動のわがままさや破壊的な面に気づかず、巧みに人を操ろうとすることがあります。

一方、統合度が高まるにつれ、見返りを求めない純粋な利他主義を発揮し、自分自身と他者の両方を大切に育んでいくことができるようになるのです。

Wing 1
ワンウィング
長所:
  • タイプ1の道徳的な判断力のおかげで、2番は、お気に入りの人だけでなく、本当に助けを必要としている人にも手を差し伸べられるようになります。
  • 客観的な基準に従って行動するので、ルールを曲げる可能性が低くなります。
  • 自分に正直になり、しっかりと自分の境界線を定められるようになります。
  • 感情的に爆発するのではなく、その感情をうまく活用して物事を改善することができます。
課題:
  • 非現実的な理想や高すぎる期待を追い求めるあまり、2番は自分自身のことを更に無視してしまうかもしれません。
  • プレッシャーがかかると、2番は傷ついた感情から批判的になったり、恨みを抱いたりする可能性があります。
  • 正義感が強すぎるあまり働き過ぎたり、弱者への思いやりが行き過ぎたりするリスクがあります。
写真の翼、飛んでいる鳥

ウィングを活用した自己成長の方法

タイプ2ウィング1のあなたは、ヘルパーとしての中核的な特性に加え、完璧主義のタッチを持ち合わせています。タイプ1の道徳的な判断力のおかげで、お気に入りの人だけでなく、困っている人には誰にでも手を差し伸べることができます。また、客観的な基準に沿って行動するため、ルールを曲げる可能性は低くなります。自分に正直で、しっかりと自分の境界線を守ることができ、感情を爆発させるのではなく、物事の改善に向けて感情をコントロールできるのです。

しかし、ウィング1ならではの課題もあるかもしれません。プレッシャーがかかると、傷ついた気持ちから批判的になったり、恨みを抱いたりしがちです。また、非現実的な理想や高い期待を追い求めるあまり、自分自身のケアを怠ってしまうこともあります。正義のために働きすぎたり、弱者を過度に気にかけたりするリスクもあるでしょう。

ウィング1を理解し、上手に活用することで、視野を広げ、感情表現や行動の選択肢を増やすことができます。また、行き詰まったときに自分にかかる緊張やストレスの原因を理解し、ジレンマを成長のチャンスととらえ直すきっかけにもなります。

覚えておいてほしいのは、ウィングはコアタイプに追加する別のアイスクリームのフレーバーではなく、コアタイプに影響を与える隣接タイプの特性だということです。ウィング1を受け入れることで、自分自身の成長を促し、コアタイプ2の特性をより深く理解することができるはずです。

写真の翼、飛んでいる鳥